帰って来たレオパ君【長生きさせたい奮闘記7日目】

ディスカス飼育

一週間後も今のところ元気!

奮闘記開始=購入日からはじめて一週間の7日目、レオパ君今のところ元気です。
一週間様子をよ~く見てヒレ溶けも無く、先住魚としばらく一緒にしてもお互い大丈夫だったっぽいので、メイン水槽に仕切り付きで入室。

タテ縞も出ていないので、とりあえず今のところは大丈夫かなという感じです。

このまま大きくなって2・3年は長生きしてほしいな…と思います。

ディスカス飼育はやはり難しい…

ディスカス飼育を再開して4年ぐらい経ちますが、やっぱりディスカスは難しいと感じます。

グッピーやエンゼルフィッシュやコリドラス、ネオンテトラなどの代表的で飼い易い熱帯魚とは違い、やはりディスカスは難しいです。

その最たるものは、やはり拒食。

原因は未だにはっきりはしませんが、とにかくエサを食べなくなります。

買ってきて最初の1~2か月ぐらいは調子はまあ良いんですよね。色もファームやショップが最高のコンディションで渡してくれるので、その分の貯金もあってはじめは元気にエサ食います。

4年間、波はあってもディスカスを飼ってきていて、本当に難しということと、また、いろいろと実験的な感じで自分の飼育環境に合わせた方法を模索していた、というのはあります。

とはいえ、やはり飼い方がまずかったわけだから、あまりディスカスを長生きさせてあげられてないのは事実なわけで、この現実は直視しなければならないと思います。

話は逸れますが、実は私は4年前に京都に引っ越してきてディスカス飼育を再開した後、可能な限り行ける場所のディスカスを扱うお店に行きまくりました。

ディスカス業界は今となっては見る影もありませんが厳しい状況でも、今もしっかりと営業されているお店はあります。

・富山のミシマさん。

・大阪のペットバルーンさん。

・京都のキリンズキラリさん。

・兵庫のThe Discusさん。

など、直接行っていろいろと話をさせていただいたりしていました。

とくに富山のミシマさんには顔を覚えていただき、行くたびに最低3時間ぐらいは話を聞かせてくれるので、ディスカスの話・昔話や今の外国ファームの状況など、とても貴重な情報を教えてくれるのは本当にありがたいです。

でもどのお店に行って話を聞かせてもらって感じるのは、どの方も掛値なしにディスカスが好きなのだということ。

私もディスカスにまつわる話を聞くのは大好きなので、話をしてくれるのであれば何時間でもそこにいたいなと思います。

そしてもう一つ、広島のチャオチャオさんがお店をオープンされているとのことで、ここにもいつか行ってみたい…

という事で、最近チャオチャオさんのブログをめっちゃ読みまくったり、といろんな話を聞くなかで、こうなんじゃないか?ということがあります。

腐敗させない=バクテリアを飼う=ディスカスを飼う

ディスカス飼育において大切なことは、この腐敗を起こさせない、という事に尽きるのではないかと思います。

よくドブ川や淀んだ側溝の水は「ドブ臭い」と言われるように「おえっ」とくるような嫌な臭いを放っています。

逆に清流などの流れの速い川などでは、そういった臭いはしません。

嫌な臭いは硫黄のような感じだったり、タマゴが腐ったような臭いということで硫化水素と呼ばれるようです。その他にメタンガスというのもあるそうですが、

要は水が淀んで腐るときのその腐敗ガスがディスカスにダメージを与えているのではないかということ。

このためディスカスのサイズもありますが、腐敗ガスのダメージが蓄積していって、だんだんとエサを食べられなくなって拒食に至る…のではないかと思うのです。

ということは「腐敗を起こさせない環境に努める」ことがディスカス長生き飼育法の一筋の光だと思います。

ところでディスカス飼育には、昔から、

・東南アジアの全換水法(アジア式)

・ドイツのバクテリア大事法(ドイツ式)

とでも言うようなある種相反するような2大飼育法があるとされています。

日本でディスカスを飼育する場合、この2つを折衷する形で飼うのが良いとされていますし、実際そうしている方が多いのではないかと思っています。昔の熱帯魚雑誌にはそういったように書かれていて、多くの専門店も程度の差はあれど折衷運用でされていると思います。

一方はバクテリア度外視のとにかく水換えまくり法、

一方は水貴重なので調整してバクテリア大切にする法、

という、一見矛盾しているかのような2大飼育法の背後の共通するのは、

腐敗を起こさせない

ということ。そのためにそれぞれの国の事情もあって結果としてそうなっているのではないかと思うのです。

水換えしまくって腐敗を起こさせない、

バクテリア活性しまくって腐敗を起こさせない、

といういかに腐敗させないか、に集約されてくると思うのです。

ちなみに、日本の水質をペナンのブリーダーの方に見せるとすごく羨ましがられる、というのを聞いたことがあります。(ディスカスブリードの聖地(私が勝手に呼んでいる)マレーシアのペナン島は島なので川が多いわけではなく、本土からパイプラインで水を引いているそうです。そのため水質がそこまで良いわけではないとのこと。)

東南アジアの水質はディスカス飼育にはあまり良くはないらしく、それと比べて日本の水の質は世界一と言われるように、素の状態でも相当にディスカス飼育には向いているらしいです。同じようにドイツの方はさらに羨ましく思われるのは想像に難くありません。

安価に飼育水調達には最高の国であるわけですが、忙しい日本人はそんなに全換水はできない…ということで、ドイツ式の高性能なろ過を導入した折衷法となります。

その折衷法でも同じように「いかに腐敗を起こさせないか」ということになります。

なので上手く行っていない原因は、水は簡単に換えられるとして、腐敗を起こさせるのが「ろ過装置」ということになります。

腐敗させない=水が淀む場所を作らない

とも言えますが、ろ過装置の中で淀む場所ができてしまうから、腐敗がおきてしまう、という事になります。

そうなってくるといろんなろ過装置がありますが、日々のメンテの如何にかかってくるわけです。

この辺りが長年の経験もあったり人それぞれの飼育スタイルもあって一概に言えない、というのが難しさを助長させているのだと感じます。

今後の作戦として

こういった一応の私なりの理解を踏まえた上で、

・ろ過はスポンジフィルター(物理ろ過としてウールを別に行う)

・エキス2種(バイオエース・PSB)を入れてみる

という方法で、飼育してみようと思います。

諸事情により大分規模縮小してしまいましたが…60×45×45水槽の全景

同じ容量のため水水槽。

スポンジ目詰まり対策の物理ろ過(メンテ重視)

バイオエースとPSBの2種

スポンジは新品ではなく、今まで使っていたスポンジを2連結×3つをセットして運用してみようと思います。(エアーの強さはpH計りながら様子見していきます。エアー量も大事らしいです。)

バクテリアの細菌は、先住民絶対有利!的な性質があるらしく、バイオエースというバクテリア材を入れると先住バクテリアと新規バクテリアの戦いが始まり、ろ過能力が落ちてしまいそう…と勝手に推測。

それを補う意味でも光合成細菌(PSB)を添加。さらに惜しみなく使うためにも自分で増やせるもので培養中です。

これらの飼育装備でやってみようと思います。定期的に更新して…いきたいと思います。

ちなみにエキス2種はチャオチャオさんのHPで今も販売中なので興味のある方はぜひどうぞ!

円盤書家

円盤書家

ディスカス大好きな書道をやる人。通算飼育歴10年のうち学生時代に3年、20年近くぶりにディスカス飼育を再開して7年になります。再開した今のディスカス業界の衰退はツラいものがありますが…盛り上げの一助となるべくブログを開設。ディスカスについて思う事をいろいろと書いていきます。

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